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水辺の写真家・武田晋一のホームページ 『水の贈り物』 と合わせてご覧ください。
新しい本
アシナガバチ

カタツムリ

 旺文社から新しい本が発売される。本は全5巻。『ぼくたち親子だよ』というシリーズで、1巻がダンゴムシ、2巻がアシナガバチ、3巻がカタツムリで、4巻がアメリカザリガニ。そして5巻目がアマガエルだ。
 1巻と2巻は昆虫写真家の新開孝さんが撮影し、僕は残りの巻の写真撮影を担当した。文章は3人の作家さんが書いた。

 僕は今、幼児向けの本の仕事を数多くこなしているが、幼児向けに限ると、何か特定の生き物の生き方を紹介するものよりも、いろいろな生き物の面白い特徴をまとめたものが多いように思う。
 つまり、広く浅くの傾向にある。
 幼児向けなのだから、それでいいような気もする。だが、たとえ幼児向けであっても、逆であって欲しいような気もする。なぜなら、生き物を理解する際の基本は、まず最初に、種類ごとにその生き方を知ることだと思うから。
 一方で、何か1つの生き物について取り上げると、生き物好きの子供しか面白いと感じられない本になってしまう嫌いがある。
 本当は、そんな本を作ることが一番面白いのだと思う。
 が、好みがはっきりしてくる小学校の高学年くらいが対象の本ならともかく、幼児向けの場合、やっぱり広くみんなが読める本でなければならないだろう。
 そこで、何か作戦を立てて、1種類の生き物についてその生き方を取り上げた本を作ってもらえるように色々と仕掛けていこうと思うのだが、その第一弾がこのシリーズだ。
 ○○の生態というような切り口ではなく、子供にも分りやすい親子をテーマにすることで、結果的にその生き物の生態について知ってもらえるような本にしようと僕は考えた。
 ただ、自分だけの力ではそれを試すことができそうもなかったので、新開さんに手を貸してもらい、助けてもらってシリーズが完成することになった。
 出版の場合、インターネットなどとは違っていろいろな人の意向があり、自分がやりたいことをすべてできるわけではないので、思い描いた通りにできなかった部分もある。
 が、それはそれで面白いし、今後ももっと作戦を練り、チャレンジを続けたい。

テーマ:写真集・写真の本の紹介 - ジャンル:写真