水辺の写真家・武田晋一のホームページ 『水の贈り物』 と合わせてご覧ください。
鮎のやな場
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 水中撮影でクタクタになってしまったので、今日はその分ちょっと贅沢をしようと、昼食にアユ料理を食べることにした。いつも車で通り場所に「アユのやな場」と看板が出ているので、そこに行けばきっと食べられるだろうと考えたのだ。
 すると、確かにアユ料理の店があったのだが、あまりに立派というか、料亭みたいな感じなので入るのが恐ろしい。
 偵察を兼ねて周囲をウロウロしてみたのだが、益々敷居が高い。
 が、勇気を出して入ってみたら、コース料理は高価だったけれども、単品は目玉が飛び出るような値段ではなかった。
 僕が注文したのは、アユの塩焼き、アユ飯、アユのお吸い物だ。

 建物は、例えるなら、中庭に川がドーンと流れ込んでいる感じで、その川は建物の下をくぐって外に出ていく。
 そして、その中庭の部分にはやながあり、9~10月上旬なら、昼までも時々アユが入るのだという。
 一番アユがおいしい季節って、いつなんだろう?来年また、その時期に立ち寄ってみようと思う。

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取材車の改造
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 休日は仕事の電話が滅多にかかってこないから、作業をするのに適する。今回は、大量の水中撮影用の機材をすんなりと積み込めるように、車を改良し、中に棚を設けることにした。
 今日の上の画像は、これまでの状態。そして下の画像は、新しく作成した収納だ。

 水中撮影の場合、あまりに機材が多いから、まずは車を現場の近くに止め、すべての機材を下ろした上で、車を邪魔にならない場所に移動させる。
 だがトヨタのハイエースは大きいので、車を路肩に止めておいたりすると、その荷物の積み下ろしの間でも、人の邪魔になるのではないか、と気がせいて良くない。
「ああ、あんな邪魔になるところにカメラマンが車を止めて・・・」
 などと思われてしまうと、写真を撮る人みんなが迷惑をしてしまう。
 そこで今回は車に新たな棚をもうけ、水中撮影用の機材を一か所にまとめて収納できるようにし、荷物の積み下ろしをごく短時間で完了できるようにした。

 工作をする際の僕のこだわりは、工作後、なるべく簡単に、元の状態に戻せること。たとえば車の中に棚を作るのなら、それが簡単に分解でき、すぐに車の中を空っぽにできるように。
 僕の車の中にはベッドもあるが、それは市販のパイプベッドであり、簡単に分解して小さくできるようになっている。
 撮影機材に改造をする際も同じで、なるべく、元に戻らないような改良は施さない。
 棚を設ける作業は半日くらいで終わるかと思ったら、意外に時間がかかり、夕方になりようやく作業を終わった。

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写真のテーマの絞り方(自然写真編)
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 僕のような『水辺』というようなテーマの絞り方には、幾つかの難点がある。だから、一般的には僕の真似などをせずに、昆虫だとか鳥などという風に生き物の種類に的を絞ってテーマを決めた方がいいだろうと思う。
 『水辺』のどこか問題なのか?と言えば、水辺には魚もいれば鳥もいるのだから、撮影が水中用~超望遠まで多岐に渡ること。そしてその結果、機材も増えるし、お金もかかる。

 お金に関して言うと、ここのところは株価が乱高下しているが、僕は最初に株価が下がった際に全財産を投入して株を買い、その後、一時的に急激に株価が上昇した際にすべての株を売り抜けたので豊かになったし、そのお金でニコンとキヤノンのすべての高級レンズを買い揃えることにして、先日発注を済ませたばかりだ。
 世間は株価が下がった下がったと問題視しているが、そこにもチャンスがあるに決まっている。
 というのは、もちろん全くの冗談。
 ああ、そんな発言をしてみたいなぁ。
 僕の場合、その全く逆で、なるべく安上がりにするのはどうしたらいいのか、その一点で頭を悩ませている。

 さて、お金がかかることとあと1つ。野鳥~水中まで撮影できる機材を車に積み込み、さらに車の中で寝泊りをしようと思うと、大きなトヨタのハイエースでさえ、場所が足りなくなってしまう。
 そして狭い場所に物を詰め込むと、肝心な時に物がすぐに取り出せなったりして、大変に効率が悪い。
 さらに水中撮影が終わった後は、道具を干さなければならないし、そうなってくると、いろいろ車内の居住性が悪くなり、取材に集中できにくくなる。
 僕はそれを今まで辛抱してきたのだが、この状態をあまりに長く続けていると、水中撮影が、わずらわしさゆえに嫌いになってしまう可能性があるので、今回は機材を整理したり、収納を工夫し、それらの問題を軽減しようと決意した。
 まず手初めに、博多のヨドバシカメラへ出向き、アルミケースの中に入れる中仕切りを購入。上手に、効率よくケースを仕切り、また道具を取捨選択することで、これまでは2つの入れ物に分けてあったものを1つにすることができた。
 そうしてすべての道具を見直してみるつもりだ。
 

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続・NikonD3+1.4倍テレコンとD300の比較
 野鳥撮影の場合、被写体に近づくことが難しいから、たとえ超望遠レンズを使用したとしても、なかなか「ここがベスト」といえるような撮影ポジションから写真を撮ることができない。そこが、同じ超望遠を使う撮影でも、スポーツの撮影などとは違うところ。
 だから、なるべく遠くの被写体を撮影できる道具、といった機材の選び方になる。
 そこに、機材の重さやレンズの明るさや値段などの要素を加味し、最終的に道具を選ぶことになるだろう。
 ニコンの道具を使う場合、DXフォーマットのカメラに500ミリのレンズを組み合わせるのが、野鳥撮影の道具としては、恐らく一番実用的な道具になるのではないだろうか?
 
「お前は違う道具を使っているじゃないか!」 
 と言われてしまうかもしれないが、僕の場合、野鳥の写真はあまり売れないので、それだけのためにお金をかけられない事情がある。
 野鳥撮影のために購入する道具は、常に、他の撮影にも流用することを考えながら選ばなければならない。
 例えば、僕は今野鳥の撮影用にDXフォーマットのカメラが欲しいのだが、野鳥以外の撮影でDXが必要なケースが今のところないので、買うことができにくい。
 仮に買うにしもて、D300のような最新のものを買う予算はないし、D2XやD200の中古を、誰かが安く譲ってくれるというような機会に手に入れることになるだろう。前回、画像の比較の際に使用したD300は、知人から借りたものだ。
  
さて、D3+1.4倍テレコンとD300の画像の一部を切り出してみた。

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(NikonD3 600mmf4+1.4テレコン)

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(NikonD300 600mmf4)

 こうして比べてみると、1.4倍テレコンを入れても、中心部分の画質はやはりD3がいいように見える。
 具体的には、前回掲載した切り出す前の画像を比較すると、D300の方がコントラストが高く見えるのに、部分を拡大してみると、D3の画像の方がコントラストが高くみえる。
 つまり、D300の方が、見せかけのコントラストが高くなっているのではないだろうか。

 ただ、以前にも書いたことがあるが、その差が印刷で出るか?と言われれば、多分出ないだろう。だから、やはり実用的なのはDXフォーマットのカメラだろう。

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NikonD3+1.4倍テレコン と D300 の比較
 僕が今、機材に関して後悔していることと言えば、D3を購入する際にD2Xを手放してしまったことだ。
 せめてもの救いは、単なる下取りに出したのではなく、知人に買ってもらったことで、
「売るんじゃなかったな・・・」
 とは思うが、その知人はかなりのメカオタクで、D2Xを宝物のように気に入っているようなので、
「まあ、いいか。」
 と結局思い直すことになる。
 野鳥を撮影する場合には、FXフォーマットよりもDXフォーマットの方が有利なことも多い。しかも、今思うと、D2Xは光の条件がいい時には大変にいい描写をするカメラだったと感じる。

 さて、D3に600ミリレンズ+1.4倍のテレコンとD300に600ミリレンズの比較をしてみた。
 すると、D300に600ミリレンズの方が、被写体が若干大きく写る。その差は数字の上ではほとんど誤差の範囲と言ってもいいくらいの違いだが、画像を見てみると、意外に大きな違いにも感じられ、益々DXフォーマットのカメラを残しておくべきだったという思いが強くなる。

 またテレコンがない分、D300に600ミリレンズの方が、若干ボケがきれいであるような気がする。
 共にニコンのカメラであり、一般的にはよく似た発色をする、と言われているカメラどうしの比較なので、ピクチャーコントロールの設定はすべて同じにした。
 だが、意外に色味やコントラストの感じが違うなぁという印象で、D3の方が多少落ち着いた感じだ。
 細かい描写の違いや部分の拡大画像は、次回お見せしようと思う。
 

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(NikonD3 600mmf4+1.4テレコン)
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(NikonD300 600mmf4)

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ニコン フルサイズセンサーの問題?
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 先日、来年4月に出る本の見本が送られてきた。そしてその中では、ニコンD3、キヤノンEOS5D、ニコンD70、ペンタックスistDなどで撮影された画像が使用されている。
 が正直に言うと、それらのカメラによる画質の違いを、僕は印刷物の中で見出すことができない。どんなに真剣に眺めてみても、区別不能。
 カメラによる画質の違いよりも、印刷の際のばらつきの方が遥かに大きく、カメラの違いは完全に誤差の範囲になってしまうのである。

 ならば、カメラはデジタル一眼なら何でもいいじゃないか!ということになるし、内心そう思っているプロは少なくはないだろう。
 だが、僕はそれでも35ミリ判フルサイズセンサーのカメラが好きだ。一言で言えば、フルサイズ信者なのだろうと思う。
 無理やりに理由をつければ、35ミリ判フルサイズセンサーのカメラの一番のポイントは、大きくて見やすいファインダー。
 これは大変に気持ちがいいし、僕はファインダーの見易さを非常に重視する。

 さて、今日の画像は、先日ニコンD700で撮影したミユビシギ。
 レンズはニコンのAF-S600ミリf4に1.4倍テレコンバーターを使用したのだが、1.4倍のテレコンバーターを使うとご覧の通り、周辺光量落ちがかなりひどく、ビネットコントロールを最強にしても取り除くことができない。

 ビネットコントロールは一見とても有効な方法のように思えるが、画像の周辺部だけでなく、中央部の明るさも変わるし、露出の予想が付かなくなるので、僕はあまり使いたくない。
 それはともあれ、テレコンを使うとむしろ画像の中心が拡大され、周辺光量落ちが少なくなると思い込んでいたので、初めてこの現実を体験した時には大変に驚かされた。
 もしも35ミリ判換算で800ミリ前後のレンズを多用するのなら、下手に600ミリに1.4倍テレコンを組み合わせるよりも、APS-Cサイズのセンサーのものを選んだ方が手堅いような気がする。
 そこで次回は、D3+1.4倍テレコンとD300の比較を紹介しようと思う。

 それにしても、フィルムを使用していた頃は同様の現象を意識したことはなかったのだが、フィルムでも同じことが起きていたのだろうか?
 テレコンの性能の問題なのか、フルサイズセンサーの問題なのか・・・
 

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ニコン プロスト
 もちろん製品による当たり外れはあるが、統計的に言うと、日本のカメラメーカーで最も故障が少ないのは、恐らくニコンだろうと思う。
 だがそのニコンにも弱い部品があり、F5やF100やD2シリーズやD3などの測光モードを切り替えるレバーは、本当によく故障をする。具体的には接触不良が起きやすく、平均測光を選択しても、パターン測光が選ばれるようになってしまう。
 D700にも同様の機能を持たせたレバーが存在する。
 が、D700の場合はレバーの位置が異なるし、部品の形状も違うので多分大丈夫ではないか?と思う。問題は、ペンタブリズムの右横に切り替えレバーがある機種で、僕が過去に所有したものはすべて一度は故障したことがある。
 先日は、D3のそのレバーが故障し、カメラをメーカーに送った。

 
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 さて、カメラーをメーカーに送る際に、カメラに付属していたストラップと購入後一年以内の保証書を一緒に送れば、ニコンのプロサービスでプロ用ストラップと交換してもらえると聞いていたので試してみたら、確かに、プロストラップが送られてきた。
 プロストなんてくだらん!と思っていた僕だが、実物を触ってみれば、なかなかカッコイイ。なるほど、プロストを集める人の気持ちが多少理解できる。
 とは言え、僕はタムラックのストラップを気に入って使っており、ニコンのプロストには用はない。
 そこでこのプロストは、その手のマニアックなものが大好きな仲間にプレゼントするつもりだ。

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野鳥撮影用の三脚とは。
 三脚を選ぶ際の僕のこだわりは、
1) 自分で分解できること。
2) センターポールを取り外せること。
3) 金属で出来ていること。
 の3点だ。

 僕の場合、水辺での撮影が中心であり、カメラだけを水面に出し、三脚はすべて水中に沈んでいるような状況も多々あるし、三脚の脚はほぼ一年中濡れっ放し。
 仕舞い込んだときに内側に仕舞われる脚は一度濡らすとなかなか乾かないし、時には湿度で脚の出が悪くなるから、いつでも分解できなければ困る。
 また、僕はローアングルにこだわるので、センターポールはない方がいい。
 さらに、時には三脚にクランプの類を結合し、そこにカメラを取り付けてみたり、ストロボを取り付けたりするから、クランプを多少強く締め付けても脚が割れないように、素材は金属でなければならない。

 すると、選択肢はもうジッツオしかない。
 別にジッツオが好きなわけではないし、むしろ、脚を締める時の感覚などはあまり好きではないのだが、他にそんな条件を満たす三脚がないのだから仕方がない。

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 今日の画像は、僕が野鳥撮影用に購入した三脚だ。
 一番上はジッツオの#390L。当時の定価が94000円なのだから、なんて高価なものを買ったのだろう!と今は感じる。
 僕は、この三脚を随分長い間使ってきたが、重過ぎて機動力が損なわれすぎるため、引退させることにした。
 本当ならオークションに出品し、代わりにあと一回り小さなジッツオを買いたいところだが、ボロボロなのと、所々に改造が施してあるので極端に安くなってしまうだろうし、オークションに出すことは諦めた。
 それに伴い、新しい三脚を買うことも諦めた。

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 改造とは、例えばジッツオの大型三脚の場合、恐らく力を入れやすいようにと思うのだが、一番太い足を締めるリングに突起が設けられている。
 ところがローアングルにする場合、この突起が地面と干渉してしまうので、僕はそれを短く切り落としているのだ。
 
 また、一番下の三脚は、ジッツオの#563CL。これも大変に高価で、当時の定価で84000円。
 この三脚は、ご覧の通り脚が短いのが特徴で、したがってローアングルにした際に、地上からの高さが低くなる。
 当時の僕はとにかく一センチでも目線を低くすることにこだわっており、この三脚を買ってみることにした。
 がしかし、実際に使ってみると、今度は延ばした時の高さが不足し実に使いにくかった。
 その結果、その後数年間は完全にお蔵入りになっていたのだが、今では水中撮影の際に使用している。
 水中では、小さくて重たいので水流の影響を受けにくく、とてもいい。

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 #563CLの脚の先端には、水没させた時に進入する水が抜けやすいように、穴を開けている。

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 真ん中の三脚は、複数のジッツオの部品を合体させたハイブリッド三脚だ。だから、市販のどれでもない。
 脚は、ジッツオ407Lのもの。
 だが脚が結合される台座の部分は、メーカーから購入した他の三脚の部品。ジッツオの場合、1型~5型までの規格があり、型さえ同じなら多くの部品が共用できる。
 部品を共用すれば、メーカーはコスト的にも有利なはずだし、なぜ国産のメーカーが同じようなことをしないのか僕はいつも不思議に思う。

 それはともあれ、次回から野鳥撮影には、この真ん中のハイブリッド三脚を使用することにした。
 三脚が軽くなったので、その分、足を使って撮影しようと思う。

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NikonD700とEOS5Dの風景写真 海辺編
 僕は以前は、野鳥専門のカメラマンを目指していた。
 だがその後、野鳥の写真だけで飯を食うのは極めて難しいことが分かったし、プロの野鳥写真家の多くが、副業を持っていたり、土地を持っているなど、それで暮らしていける何らかの事情があることも知った。
 純粋に野鳥写真だけで飯が食えている人が、果たして何人いるのだろうか・・・
 僕は、純粋に自然写真だけで飯を食いたかったので、ある時、テーマを野鳥から水辺へと変えることにした。
 水辺なら、野鳥の写真だって撮れるし、現に今年は、僕の名前が大きく出るような野鳥写真の仕事が2つきた。今後は、それを少しずつ増やし、当初自分がやりたかったことを少しずつ実現したい。
 とは言え、野鳥の写真は、僕の写真の中では趣味と言ったほうがいいだろう。
 趣味とは、気軽に写真を撮っているという意味ではない。むしろ、仕事よりも力が入っているし、コストも考えずお金を注ぎ込んでしまうのだが、なにぶん、利益が上がっていないので趣味なのである。
 
 この冬は、ひと月ほど北海道まで野鳥の撮影に出かける予定だ。
 カメラは、主にニコンを使う。
 趣味の場合、ただ写真が効率よく撮れればいいのではなく、すべてにこだわりを持ち、すべてが豊かであって欲しい。だから、カメラもただ写ればいいのではなく、そのカメラを手にする喜びのようなものが欲しい。
 そして、そんなものを求めた場合、やはりニコンのカメラの手触りが心地いい。

 ただ、風景だけはEOS5Dがあまりに良く写るので、どうしようか・・・とここのところ考えている最中であり、その過程でさまざまなテストを試みている。
 ニコンのセットの中に、24-105f4IS付きのEOS5Dを一台入れておくか・・・
 しかし、そうするとD3,D700,EOS5Dとバッテリーが3種類にもなるし、冬の北海道では、やはりバッテリーの持ちが悪く、それらを欠かさず車の中で充電するのは煩わしくもある。

 さて、僕が出かける場所は山や沼が多い。だから、テストをする場所にも偏りがある。
 そこで昨日は海辺へと出かけ、D700とEOS5Dを比べてみた。
 するとやはり、どんなにパラメーターを扱っても、若干EOS5Dの方が色の抜けがよく、特に雲がかかった空の色がよく出る。
 また、拡大画像は5Dが一段シャープだ。
 僕が一番こだわっているのは、拡大した際のシャープさの違い。とは言え、鑑賞するサイズがB4なら恐らく両者の区別はできないだろうと思う。だから、僕が書いていることには、
「やたらに拡大画像を比べて重箱の隅をつついている。」
 と言った批判が当てはまる可能性もある。

 それにしても、EOS5Dは、本当によく出来ている。ただ、面白くないのである。

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(NikonD700)

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(EOS5D)

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(NikonD700 拡大)

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(EOS5D 拡大)

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NikonD700 ピクチャーコントロールを使いこなす
 風景の撮影に関しては、正直に言えば、キヤノンのEOS5Dが扱いやすい、と先日書いた。
 だが僕のように、自然写真は自然写真でも、風景よりも生き物の撮影が中心になる場合、ニコンD3やD700の高感度の画質の良さには大変な魅力がある。
 だから理想を言えば、両方を持ち歩き使い分けるのがいいが、山の中を長距離歩く場合、荷物はなるべく少ない方がいいという事情もある。
 そこでここ数日は、ニコンD700の画像をいろいろと操作し、最も風景の撮影に適するモードを探してみた。
 今日の最初の画像は基準となるキヤノンEOS5Dで撮影したものだ。

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(EOS5D)

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(D700 ピクチャーコントロール風景)

 そしてこちらはニコンD700。ピクチャーコントロールは風景を選んでいる。
 サムネイルで小さな画像を見たときや、大きな画像でもぱっと見は実に鮮やかでイイ感じだが、拡大画像をEOS5Dの画像と並べてみると、何だか木々がベタッとした感じなる。
「ニコンD700やD3の画像は塗り絵だ。」
 と言う人がおられるが、5Dの画像と並べてみると、
「なるほど。」
 と頷ける感じがするし、その傾向は、ピクチャーコントロールをビビッド、ニュートラル、スタンダードのどれに変えても、またその中でパラメーターをどう扱っても、基本的に同じだ。

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(D700 ピクチャーコントロールD2Xモード3)
 
 ところが、ニコンのホームページからD2Xモード3をダウンロードし、それを当てはめ、その中でパラメーターを多少扱うと、EOS5Dに引けをとらない繊細な絵になる。
 それでも拡大をすればEOS5Dの方が若干木々の写りが細かいのと空の描写がいいが、D2Xモード3ならほぼ引けをとらない、と言ってもいいような気がする。
 空の描写に関しては、空の下半分のうす雲がかかっている部分を比べてもらえればわかりやすい。5Dの画像は、うす雲がかかりながらも、青空が後ろに透けて見えるが、ニコンの画像はその部分がほぼ白になっており、この傾向は、別の機会に撮影した画像でも共通だった。 

 「ニコンD700やD3は、高感度のノイズを減らした結果、塗り絵になった。」
と言う方がおられるが、一般的な撮影に関しては、ノイズを消すことよりも、ピクチャーコントロールの出来がイマイチであることの影響が大きいような気がする。
 D3やD700やD300を愛用して自然写真を撮っておられる方は、D2Xモード3を試してみてはいかが?

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