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平賀養魚場産 更紗琉金
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 僕は野生の生き物が好きだから、作り上げた生き物である金魚にはもともと全く興味がなく、むしろ嫌ってさえいた。
 だが、金魚の撮影の仕事を依頼され、金魚について調べ、そしてカメラを向けるうちに、次第に興味が湧いてきた。今では、老人になり自然写真家として仕事ができなくなった時は、金魚を趣味にしようかとさえ思う。
 決定的なきっかけは、有名な木村養魚場の、1匹の見事な魚だった。それから、平賀養魚場の魚も好きだ。
 ただ、金魚の世界でみなが熱をあげるコンテストには全く興味がない。それよりも、どうせ金魚を育てるのなら販売してみたいと思う。写真も、僕は何かのコンテストに入賞したり、賞を撮るよりも、売りたい気持ちが強い。
 コンテストは、どちらかというとアマチュアの世界の頂点であり、もちろんそこからプロへの道が開けることもあるが、僕は根っからのプロの世界・職人の世界が好きなのだ。 

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NikonD3X + Ai Nikkor 20mm F2.8S
D3X に Ai Nikkor 20mm F2.8S は○


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NikonD3X + Ai Nikkor 20mm F2.8S (拡大可)

 僕は古い道具が特に好きなわけではないから、さすがに最近は、古いMFのニコンのレンズを使う気にはならなくなった。
 ところが、今のニコンのレンズの品揃えを考えてみると、20ミリクラスの適当なレンズが見当たらない。
 Ai AF-S Zoom-Nikkor ED 17-35mm F2.8D(IF)は、とても高価であるにも関わらず、FXフォーマットのカメラに取り付けた場合は、かなり画質に問題ありと言われているし、AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G EDは、画質がいいのは分かっているが、あまりに特殊すぎる。
 すると、他には、AFのAi AF Nikkor 20mm F2.8Dか、MFのAi Nikkor 20mm F2.8Sしか残らないのだが、Ai AF Nikkor 20mm F2.8Dは、AFと言っても超音波モーター内臓ではなく、操作性が特に優れているわけではないから、今更買う気になれない。
 そこで、すでに持っているMFのAi Nikkor 20mm F2.8Sを何の期待もなしにD3Xに取り付けて使用してみたら、これが思いの他いいので驚いた。
 まず、十分にシャープだし、何よりも、近頃使い慣れているズームレンズに比べると、不快感を与えるような歪が少ない。
 ズームレンズの性能が大変に良くなった今でも、単焦点レンズを使う価値ってあるんですね~。いやいや、参りました・・・。
 上の画像をクリックして拡大すれば、特に周辺部は、ズームレンズよりも明らかに優れていることがわかるのではないだろうか。

 他にも、シグマの20mm F1.8 EX DG ASPHERICAL RFなども僕は持っていて、これも使い方を間違えなければなかなか画質がいいことは分かっているのだが、色の出方やぼけ方などが好みではないのと、少々大き過ぎることで、結局持ち歩かなくなってしまう。
 他にも、コシナから発売される予定の Distagon T* 2.8/21ZF には興味がある。が、あまりに高過ぎるよなぁ。
 ともあれ、しばらくは、Ai Nikkor 20mm F2.8Sを試してみるつもりだ。
TAMRON SP AF28-75mmF/2.8 vs. AF-S VR Zoom-Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G
機材のテストは、人と一緒に撮影に出かけた際の楽しみの1つ

 知人の野村芳宏さんと一緒に山陰~山陽の水辺へと出かけたら、野村さんが、僕が持たないレンズを持っておられたので、借りてテストしてみることにした。
 そのレンズとは、ニコンのAF-S VR Zoom-Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G(IF)。
 テストには比較をするための相手が必要だが、相手は、僕のTAMRON SP AF28-75mmF/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACROだ。

 結論を言えば、描写に関しては、タムロンがなかなか優秀だと僕は感じた。
 「僕は感じた」とあえて書いたのは、判断が少々難しかったから。
 撮って出しのJPG画像を比較すると、タムロンの方がニコンよりもコントラストが高く、その結果、画像がシャープに見える。
 だが、コントラストが高いというのは実は曲者で注意が必要。
 というのは、コントラストを上げれば画像がシャープに見えるのは当り前のことであり、その際に暗部の描写がどうなのかが、実は非常に重要なのだ。
 コントラストが高くて、しかも、暗部がつぶれずによく描写されていれば、そのレンズは優秀。
 でもコントラストが高いだけで、暗部がつぶれてしまっているようなら、それは単なる見せかけのコントラストが高い状態。見せかけのコントラストが高いレンズで撮影した画像は、印刷時や画像処理の際にさらにコントラストを上げようとしても、暗部がカチカチに硬くなってしまうから、コントラストを上げられない。
 だが、暗部がよく描写されている画像なら、さらにコントラストを上げ、もっとシャープな画像に仕上げることができる。
 そこのところの判断は、それなりに両方のレンズを使い込んでみなければ、本当には分からないというのが正直なところだ。
 ただ比較は別にして、少なくともTAMRON SP AF28-75mmF/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACROの描写は悪くない、と思う。

 操作性は、言うまでもなく、圧倒的にニコンがいい。手ぶれ補正に超音波モーター内臓のAFは、とても扱いやすい。
 ちなみに僕は、取材の際に人物を撮影するために、ニコンのAF-S VR Zoom-Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G(IF)に以前から興味を持っていた。
 取材の場合、ある程度被写界深度が必要なので、レンズが明るいことよりも、手ぶれ補正や超音波モーターによるAFに魅力を感じているのだ。

 テストは、28ミリ、35ミリ、50ミリ、70ミリの各焦点距離で、絞りはf8とf16とで行ったが、そのうちの28ミリf16の画像(クリックをすると幅1200px)を載せておく。

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NikonD3X TAMRON SP AF28-75mmF/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO
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NikonD3X AF-S VR Zoom-Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G(IF)

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デジ一画像に写り込むゴミの消し方
キャプチャーNX2のバッチ処理を使って、デジタル一眼レフのゴミを消す


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【元画像】NikonD3X Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D 
 白バック写真を撮ると、デジタル一眼レフカメラのセンサーには随分たくさんのゴミが付着していることに気付かされる。特に、マクロ撮影で拡大倍率が高い場合には、ゴミが目立つ。
「ゴミなんてほとんど付かない。」
 という方もおられるが、これは、普段等倍以上の撮影でかつレンズの絞りを絞った経験がない人には、おそらく理解できないだろうと思う。
 
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【ゴミの拡大】 画像1の左側の一部を拡大
 僕のNikonD3Xの場合は、今のところ、画面の左隅に多くゴミが発生し、それらはブロワーで吹いた程度では、なかなか取り除くことができない。
 だからそのゴミは、おそらくカメラ内部で発生しているものだと思う。
 外から入ってくるゴミなら、センサーの片側だけに集中して付着しないだろうし、外から入ってくるゴミは、吹けば比較的簡単に取れる。
 内部からのゴミの発生は、しばらく使えばなくなってくるだろうと思う。が、吹き飛ばすことができにくいゴミは、やはり気になるものだ。

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【処理1】
  ニコンのデジタルカメラ+キャプチャーNX2の場合、ゴミのデータを取得することにより自動的にゴミを消す機能もあるが、ゴミのデータの取得が意外に面倒に感じられたりする。
 そこで僕の場合は、それらのごみ取りには、キャプチャーNX2のバッチ処理を使う。

 その方法とは、まず最初に一枚画像を開き、キャプチャーNX2の自動レタッチツールでごみ取りをして、その自動レタッチツールでのごみ取りの処理をマウスでクリックして選択する (上の画像はそれが選択された状態で、自動レタッチツールという文字の周辺の色が白くなっている)。
 
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【処理2】
 次に、処理1で選択した処理を、バッチ~調整のコピーへと進み、パソコンに覚えさせる。

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【処理3】
 最後に、同じ位置にゴミが付着している別の画像を開き、その別の画像に、処理2で記憶させたごみ取りの処理をペーストする。
 すると、ゴミはワンタッチで消える。ゴミ取りは、最初の一枚だけ真剣にやればいい。

 この方法のいいところは、他社のカメラで撮影された画像でも、それらの画像をTIFFやJPGに変換した後であれば、同様にゴミ取りをできる点だ。

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