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EF20mm F2.8 USM

EF20mm F2.8 USM(改)

 やっぱり単焦点レンズはいい!と打ちのめされた。
 キヤノンのEF20mm F2.8 USMって、こんなにいいレンズだったの!
 レンズがいいと言ってもいろいろな視点があり、周辺光量、歪曲収差、色、ボケなど人によってこだわりどころは異なるが、このレンズの場合は、明から暗部までのなめらかな変化、諧調が素晴らしい。

 例えば、ピンポン玉にカメラを向ける。
 すると、ピンポン玉は本来均一な白色だが、光の位置によって、白は白でも特に明るい部分と暗い部分とが生まれる。
 さらに、明部から暗部にかけては、少しずつ明るさが変化し、グラデーションができる。 
 EF20mm F2.8 USMは、そのグラデーションがとてもよく再現できるレンズだと思ってもらえればいい。
 だから、立体感がいい。特に、明暗のグラデーションができやすい、曲線で構成された被写体にはこのレンズのような描写がいい。

 諧調よりも解像を優先したレンズを使うと、ピンポン玉のような被写体の場合は、明部はより明るく、暗部はより暗く、つまり白黒をはっきりさせたツートンカラーに近く写る。
 その結果、明と暗の間が出にくく、一見シャープだけど、立体感に乏しい画像になりがちだ。
 
 実は、このレンズは随分以前から持っていたのだが、使ったことがなかった。
 理由は、荷物を減らすためにEF17-40mm F4L USMを使っていること。そして、これが僕にとって重要だったのだが、最短撮影距離が25セントと、小さな生き物の撮影には長過ぎたから。
 だが最短撮影距離の問題は、およそ20センチの距離にまで近づけるようにする改造によって解決した。
 そこで、接写可能な広角レンズとして、いつもカメラバッグに入れておくようになった。

 今日の画像は、そのEF20mm F2.8 USMで、絞り開放付近を使って撮影したものだが、独特の柔らかい雰囲気がある。
 周辺光量落ちは少々目立つが、落ち方は不愉快な感じではないし、とにかくムードがある。
 この釣り糸と木の棒を何に使ったかについては、今日の記事とはまったく何も関係がないが、詳しくは、ホームページの撮影日記をの方を見て欲しい。

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取材現場から(北九州市の森の水たまりにて)
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 森の公園の一角にある、涸れない水たまりに向かう。
 その場所には、ニホンアカガエルやカスミサンショウウオが産卵にやってきて、産卵が始まる2月~オタマジャクシが上陸する5,6月が撮影には面白い季節だが、その場所で起きていることの全体像も知っておきたくて、それ以外の季節でも、時々のぞいていみることにしている。
 
 撮影の結果は、ホームページの撮影日記をの方をご覧ください。

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取材現場から(福岡県北九州市にて)
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CanonEOS5D EF70-200mm F4L USM
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CanonEOS5D EF70-200mm F4L USM

 事務所の近所の町の水路へ、アメリカザリガニの水中撮影に出かけた。
 まずは、水路を道路から見下ろして下見。すると、巨大なアメリカザリガニの姿が見つかった。

 今日の目的は、新しいレンズのテスト。
 新しいレンズとは EF20mm F2.8 USM で、僕はこのレンズを以前から持っていたのだが、さらに1本を買い足し、それに最短撮影距離を短くする改造を加え、本来は25センチまでしか被写体に近づけないところを、20センチまで寄れるようにしたのだ。
 キヤノンのレンズは電子マウントなので、改造をしても、レンズの接点さえあれば、自動絞りもAFも働く点がいい。

  EF20mm F2.8 USM はなかなか優秀なレンズだが、水中撮影の場合は、水中ハウジングとカメラのレンズとの相性もあり、特に近距離のものを撮影する際にはそれがとてもシビアになる。
 そして、結果は上々。
 水中で小さな生き物を撮影するのに使用する広角レンズとしては、ハウジングとの相性も含めて、初めて、これでいいかな!と思える気に入ったレンズになった。

 撮影の結果は、、ホームページの撮影日記をの方をご覧ください。

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ニコン的な描写
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 ニコンのレンズは硬いと以前はよく言われていた。
 硬いとは、暗部がよく暗く写ってしまう現象。
 一枚の写真の中には暗部~明部までが存在するわけだが、その明暗をはっきりつけるのがニコンのレンズの特徴だった。

 明暗をはっきりさせると、画像はシャープに見える。
 画像処理ソフト上でシャープをかけるのも、大まかに言うと同じ理屈であり、まずはソフトが画像の中の輪郭を検出し、その輪郭の部分の明暗をより強くすることで、画像がシャープに見えるようになる。

 一方で、明暗をはっきりさせると、画像は極端に言えばツートンカラーに近くなり、その結果、明と暗の中間が出にくくなる。
 僕はニコンで写真を覚えたのだが、初めてキヤノンのレンズを使った時には、中間調がよく出ることには、大変に驚かされたものだ。
 もちろん、どちらが優れているなどというものではなく、そうした特徴を理解した上での使い方が肝心になる。

 ニコンのD3Xは、大変にニコン的な描写をするカメラだと思う。とてもシャープで、一方で硬い。
 D3Xの購入を考えている人は、その点をよく検討しておく必要があるように思う。
 それはともあれ、そのD3Xに、描写が硬いと言われていたMF時代のAi Nikkor 20mm F2.8Sを取り付けてみると、古いレンズとは思えない、なかなかいい描写をする。
 最初は、硬い描写のカメラに硬い描写のレンズで扱いにくくなることを懸念したのだが、実際にはその逆で、カメラとレンズの目指す方向性が一致した結果、いい描写になるのだろう。
 そして、古いMFニッコールレンズの作りの丁寧さからくる気持ち良さ。 
 となると、Ai Nikkor 35mm F1.4SあたりをD3Xとの組み合わせで使ってみたくなるのだが、残念ながら手放してしまって手元にない。
 中古で買ってみるか?

 逆に、コシナが販売しているDistagon T* 2.8/25mm ZFをD3Xに取り付けると、Distagon T* 2.8/25mm ZFの暗部の描写の柔らかさとD3Xの硬さが打ち消し合ってしまい、イマイチであるように僕は感じている。

 そのAi Nikkor 20mm F2.8Sだが、水平が画面の中に存在する場合は、たる型と糸巻き型が組み合わさった陣笠型の収差が気になることがある。

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取材現場から(広島県山県郡にて)
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広島県山県郡 NikonD3X Ai Nikkor 20mm F2.8S

 10/1木曜日。ノシメトンボとアキアカネの産卵が凄い!何という数。
 アキアカネは代表的な赤トンボだが、僕が生まれ育った九州には少なく、僕にとっては、たくさんのアキアカネに取り囲まれることは、一種の憧れだ。
 この日の天気は、取材現場の風景写真を見たら分かるように雲が多く、時々お日様がさしこむ程度。昆虫の場合、天気が悪いと体温が上がらないため、活動が鈍くなってしまう。
 だが、今日に限っては、ここ数日が雨続きであり、その間、おそらくトンボたちは活動ができず、卵を産みたくて産みたくてうずうずしていたのだろう。
 曇り空にも関わらず、まるで晴れの日のように、トンボの活動は活発だった。

 この日撮影したトンボの写真は、ホームページの撮影日記をの方をご覧ください。
 
 

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