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ニコンD700 + SILKYPIX (後編)
 シルキーピクスを使用すると、ニコンD700は現役最強のカメラ


 機械としての完成度は高いが、絵作りはあまり上手くないニコン。特に、D3、D700は、線で構成された輪郭がはっきりした被写体に関してはよく写るが、球や曲線など輪郭がはっきりしないものの描写を苦手とし、ネイチャーフォトに使用するカメラとしては、画像の質感が悪い。
 同様の意見は、過去にD200を使用し、その後D300に乗り換えた方からも何度か聞いたことがある。
「D200の方が好きだったと。」
 だからD300にも、同じような傾向があるのだと思う。
 ニコンとキヤノンとを状況に応じて使い分けている僕としては、それぞれ一長一短であり、時々、どちらを選ぶべきか迷うことがある。
 だがシルキーピクスを使ってD700のRAWデータを現像してみると、実にいい絵が出てくる。だからこれでもう迷う必要はない。
 来シーズンは、D700をメインのカメラとして使う予定だ。

GW-20091208-110636.jpg

 さて、そのシルキーピクスの設定だが、デフォルトの設定がとてもよく出来ている。だから、余程に特別な意図がない限り、設定をいろいろ試すというよりは、デフォルトを少し扱うのがいいだろう。
 ニコンとキヤノンとで同じ被写体を撮影し、それぞれをNX2とDPPで現像すると、ニコンが黄色~やや緑色、キヤノンが赤っぽい傾向がある。
 そしてその傾向はシルキーピクスを使用しても同様なので、それらの色かぶりは、ニコンやキヤノンの画像エンジンの絵作りというよりは、センサーなどの性質なのだろう。
 そこで、シルキーピクスでD700のデータをRAW現像をする場合は、まずはホワイトバランスをデフォルトの状態から少し扱い、大まかな色かぶりを取り、さらにホワイトバランス微調整で、普通では取りにくい色かぶりを取り除く。
 デジタル画像を扱っていると、どうしても取れない中途半端な色かぶりに悩まされることがあるが、シルキーピクスのホワイトバランス微調整は、そんな時に絶大な威力を発揮する。

● ホワイトバランスの調整

 僕の場合、色偏差を+4(マゼンタ寄り)にしてにして緑の色かぶりを抑える。ただしそうすると暗部に限っては赤くなり過ぎるので、暗部調整を-1にして、若干緑に寄せる。
 画像によっては、その際の色偏差を+3くらいに抑えた方がいい場合もあるし、逆に+5くらいまでに扱った方がいい場合もあるので、そのあたりは臨機応変に。

● ホワイトバランス微調整

GW-20091208-110838.jpg

 D700の場合、黄色~やや緑色の取りにくい色かぶりがあるので、ホワイトバランス微調整の丸い円の中のポイントを、黄色~やや緑色から遠ざけるように移動する。
 以上の操作で、だいたいいい。あとは、コントラストと彩度を、画像の絵柄によって調整すればいい。

  シルキーピクスはインターネットでソフトをダウンロードし、一ヶ月間無料で使用することができるので、まずは試してみることをお勧めした。
 作成した設定は、細かく保存できるようになっているので、ちゃんと保存しておくことをお勧めしたい。
 ただし、シルキーピクスも完璧ではない。その点に関しては、次回 NX2 vs. SILKYPIX で紹介しようと思う。
 正確に言うと、シルキーピクスの問題というよりは、NX2には純正であるがゆえに特に優れている点がある。

テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真