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水辺の写真家・武田晋一のホームページ 『水の贈り物』 と合わせてご覧ください。
単焦点かズームか
 僕の場合、ズームレンズを使用する理由は、画角が変えられるからというよりは、荷物を減らすため。
 すると望遠レンズは特にかさ張るので、できればズームレンズで済ませたい。その点、ニコンのAF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)は、コンパクトでありながら、なかなかの描写をしてくれるので実に重宝するし、最初は長時間山の中を歩かなければならない場合などに限定的に使用するつもりで購入したレンズだが、今や、大抵持ち歩くレンズになった。

 ただし時々ではあるが、、
「ああ、ここでぼけがきれいな単焦点レンズがあったらなぁ。」
 と地団太踏むこともある。
 つい先日も、木の枝にぶら下がった蛇の抜け殻を見つけたのだが、どんな撮影ポジションを選んでもどうしても背景のボケが汚くて、被写体が浮かび上がってこなかった。
 ちょっとでもましなアングルはないか?とさんざんに試行錯誤して、かなりの時間を費やした。
 だが結局納得できるアングルは最後まで見つからず、最終的には、少し太陽が陰ってコントラストが弱まった時に撮影した写真で納得することにした。
 

NikonD3X AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF) SILKYPIX

 まるで何かの宗教の信仰のようにやたら滅多に単焦点レンズにこだわる必要はないし、背景がある程度すっきりしている場合には、ズームレンズでいい。
 だが、そうでない状況で撮影する場合には、わずかなボケ描写の違いが、写真の出来不出来を決めてしまう場合もあり、単焦点レンズを検討してみる価値もある。ほんのちょっと、ほんのちょっとでもいいから、ボケがより滑らかなレンズがほしいケースが、確かにあるのだ。
 

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ニコン・ナノクリスタルコート恐るべし!
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NikonD3X AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED SILKYPIX

 太陽が直接画面に入る場合は、もしも可能なら、少しだけ太陽を隠す試みをする。葉っぱと重ね合わせて隠してみたり、雲の隅っこの方に少しだけ太陽がかかっているような瞬間を選ぶ。

 ところが、太陽の動きは意外と早く、隠したつもりがすぐに顔をのぞかせる。
 そして太陽の光が直接レンズに入ると、ファインダーの中はゴーストやフレアーで真っ白になるし、撮影した画像も、特殊な用途を除いて一般的には当然使いものにならない。

 先日も、さあ、シャッターを押そうかというその瞬間よりも一寸早く葉っぱから太陽が顔をのぞかせ、ファインダー内が真っ白なまま、シャッターを押してしまった。
 ところが、その画像を再生してみると、ほとんどフレアーが見当たらないのにはとにかく驚かされた。明らかに、これまではまともに写らなかった状況だった。
 ナノクリスタルコート恐るべし!別次元の凄さ。
 ファインダー内でフレアーが発生しているようにみえても、撮影された画像には、そのフレアーがほとんどない。
 ナノクリスタルコートのレンズを手に入れたなら、これまでの常識を捨てた大胆な光の入れ方を試みたら面白いのではなかろうか。

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NikonD3X AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED SILKYPIX

 確認のため、もう一度似た状況で撮影。
 やっぱり凄い!

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Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25mm ZF
 小さな生き物の撮影といえばマクロレンズというのは大間違い。マクロレンズを使用すると背景がボケ過ぎてしまい、周囲の雰囲気が感じられない写真になりがち。たとえば森の中でニホンアカガエルに出会ったなら、森を雰囲気も一緒に写し撮りたいと思う。
「生き物の写真なのだから、生息環境も写っていなければならない。」
 などという堅苦しいことを言いたいのではない。
 周囲の環境の雰囲気が写っていた方が生き物がより凛々しく見え、写真として美しいことが多いのだ。

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NikonD3X AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G(IF)SILKYPIX
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NikonD3X Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25mm ZF SILKYPIX

 そこでワイドレンズを使用すると、その場の雰囲気も一緒に写真に写る。
 ただし、ワイドレンズで接写をする際にいつもネックになるのが最短撮影距離だ。たいがいの広角レンズは最短撮影距離が長過ぎて、接写ができないのである。
 その点、Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25mm ZF は広角レンズの中ではずば抜けた接写能力が高さで、人の親指の爪くらいの小さな子ガエルだって、そこそこの大きさに写る。
 また、ボケの美しさもこのレンズの特徴だ。
 広角レンズで接写をするとボケが汚くなる場合が多いが、このレンズのボケ味は広角レンズのものではないとさえ言いたくなるような別次元のレベルだ。

 ただし欠点もあり、目立つのは画像周辺の像が流れること。周辺の像の流れの目立ちやすさは距離によっても異なり、特に被写体が近い場合に目立つ。
 だが、周辺の流れに関しては、最短撮影距離が短くなるように設計したことの悪影響である可能性もあるから、僕のようにこのレンズの接写能力の高さを買っているものには、一概に欠点だとは言いにくい。
 そもそも市販の製品がバランスの取れた欠点もないけど特徴もないようなレンズばかりになることこそが面白くない、と僕は思う。
 ともあれ、このレンズを使う機会があるたびにいつも思う。Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25mm ZF 最高!

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取り付けが面倒なニコンの丸窓型のアングルファインダー
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 ニコンのアングルファインダーは大きく分けると2種類。1つは角窓用であとの1つは丸窓用(過去には、丸窓用にも直径が異なる2種類があった)。
 角窓用のアングルファインダーはただはめ込むだけで取り付けられるが、丸窓用はねじ込み式なので、取り付けが面倒である反面、落ちにくいなどといういい面もある。
 どちらがいいかは人によって好みが分かれるところだろうが、僕はすばやく取り付けられる角窓用の方が好みだ。水辺をテーマにしている僕の場合、水中に立ちこんで撮影する時間が長いが、その水中で、まずはカメラから接眼レンズを取り外し、代わりにアングルファインダーをクルクルとねじ込むのは、あまりにも不安定だし、手がすべって物を水中に落としてしまう可能性だって高くなる。
 ところが、僕が所有しているニコンのカメラは、D3XにしてもD700にしても丸窓なので都合が悪い。
 そこでニコンの丸窓のカメラに、簡単にはめ込むだけでアングルファインダーを取り付けられるように、工夫をしてみた。

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 まずは、接眼部にニコンの雨具を取り付けるためのアイピースをねじ込む。雨具を取り付けるためのアイピースとは、
 http://shop.nikon-image.com/front/Product703000001.do
 本来の使い方が気になる方は、
 http://shop.nikon-image.com/front/ProductPSP00136.do
 そしてさらに、接眼部にゴミが入ったり傷がつかないように、その雨具用のアイピースに、さらに接眼レンズをねじ込む(注・上の画像では、雨具用のアイピース部分と接眼レンズ部分とのをわかりやすくするため、わざと接眼レンズを完全にはねじ込まないようにしてある)。
 僕は普段からこの状態で使用している。
 これで、カメラ側にアングルファインダーを取り付けるためのひっかかりができたことになり、カメラの側の準備はOK。
 

 さて、カメラに差し込むアングルファインダーの方だが、キヤノンの製品を選んだ。
 理由は、圧倒的な見易さだ。キヤノンのアングルファインダーを体験してしまうと、他社のものは使いたくなくなる。
 今回のこの改造は、圧倒的に見やすいキヤノンのアングルファインダーをニコンでも使うためという理由もある。

 先に結論を書くと、キヤノンのファインダーののぞき窓の形状にはいずれも角型で大きさが異なる2種類がある。そしてキヤノンのアングルファインダーはそのいずれにも対応できるように、カメラとの結合部分が交換式になっており、アダプターが最初から付属している。
 そこで、そのアダプターのうちの1つを改造し、上に紹介したニコンのファインダー部分に差し込むだけで取り付けられるようにする。


 特製ニコン丸窓用アダプターを取り付けたキヤノンのアングルファインダー ↓

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 特製ニコン丸窓用アダプターのみの画像 ↓

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奥にある丸い部品が自作、手前にある四角に近い部品が、元々キヤノンのアングルファインダーに付属していた部品。

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上の画像を裏返しにしたもの。この部分をニコンのカメラの接眼部にはめ込む。

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 あとは、カメラの接眼部に差し込むのみ。簡単に取り付けることができる。

 問題は、自分のアイディを実現する工作の技術力になるが、パーツの作成は、僕の水中撮影用のハウジングの特注を引き受けてくださる方にお願いした。
 そちらへのリンクは、僕の公式ホームページの撮影日記の中ですでに紹介してあるので、2010年6月29~30日の箇所を見てもらいたい。
 公式ホームページへの入口は、このブログの右上のリングの部分にあります。


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NikonD3Xiso800 v.s. NikonD700iso1600
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NikonD700 AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF) SILKYPIX
(200mm iso1600) 拡大可能

NikonD3X AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF) SILKYPIX
(200mm iso800 DXフォーマットで使用) 拡大可能

 どっちが好き?

 暇な時にあらかじめ試しておけば良かったのだけど、そんな比較をしたことがなかったから、この日はD3XのISO800を主に使った。
 がしかし、帰宅後にわずか数枚撮影したD700のISO1600を見てみたら、D700の方が若干良かったかな・・・カメラの位置や時間が異なるからわからない部分もあるけど。
 もちろん、画質の中のどこを見るかによっても異なるが、僕の場合はコントラストの再現性を重視する。
 因みに、D3Xの方は、連写速度を上げるためにDXフォーマットで使用。RAW現像は、シルキーピクスを同じ設定で使用し、同じ場所でホワイトバランスをとったのだけど、若干色味が異なる。

 ニコンD700って変なカメラだなって思うことがある。もちろんそんなことはあり得ないのだろうけど、高感度の方が低感度の時よりも画質がよく感じられることがある。
 多分、低感度ではツルツルし過ぎてるのかな?高感度で若干ノイズが乗ったくらいがちょうどいい。
 D700は、基本的には高感度専用のカメラかな。カメラのコンセプトが違うから、値段やスペックが近くても、D700は、EOS5Dシリーズのライバル機ではないような気がする。
  
 

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