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水辺の写真家・武田晋一のホームページ 『水の贈り物』 と合わせてご覧ください。
NikonD3X/D700 ノイズの話(4)
「NikonD3X/D700 ノイズの話(1)」
http://takedashin.blog10.fc2.com/blog-date-20101006.html
「NikonD3X/D700 ノイズの話(2)」
http://takedashin.blog10.fc2.com/blog-date-20101013.html
「NikonD3X/D700 ノイズの話(3)」
http://takedashin.blog10.fc2.com/blog-date-20101016.html
の続編


NikonD3XとD700のノイズを
iso400・800・1600で比較する。
レンズはいずれもAF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
カメラの設定はRAW。RAW現像にはSILKYPIXを使用した。
「NikonD3X/D700 ノイズの話(1)」「NikonD3X/D700 ノイズの話(2)」「NikonD3X/D700 ノイズの話(3)」と同様に、RAWデータを現像する際に、わざと+3の露出補正を施しノイズを目立たせた上で、両者のデータを比較した。

D700-400_1.jpg
【画像-1】 NikonD700 iso400

D3X-400_1.jpg
【画像-2】 NikonD3X iso400

iso400では、ノイズに関しては、若干D3Xの方が目立つ。が、大きな違いではない。
一方、ノイズ以外の描写、たとえば線のシャープさや立体感に関してはD3Xの上。
おそらく多くの人が、D3Xを選ぶのではなかろうか。

D700-800_1.jpg
【画像-3】 NikonD700 iso800

D3X-800_1.jpg
【画像-4】 NikonD3X iso800

iso800では、ノイズに関しては、D3Xの方が明らかに目立つ。
だが、ノイズ以外の描写に関しては、iso400の時と同じでD3Xの上。
D3Xを選ぶかD700を選ぶか、人によって意見が分かれる可能性が高い。


D700-1600_1.jpg
【画像-5】 NikonD700 iso1600

D3X-1600_1.jpg
【画像-6】 NikonD3X iso1600

iso1600では、ノイズに関しては、D3Xの方が明らかに目立つ。
D3Xの絵は、D700よりも力強いが、ノイズも力強い。
iso1600なら、D700を選択する人が多いのではなかろうか。


 これらの結果をみると、iso400まではなんとかD3Xが優位。
 iso800では好みが分かれるであろう結果。D3Xの方がノイズは目立つが、D700はかなり像が眠たくなる。僕なら、D3Xで撮っておいて、自分で程度をわきまえながらノイズリダクションをかけるが、jpg撮って出し中心の人なら、D700ではなかろうか。

 D700がノイズレスである理由に関しては、いろいろと説があり、中には『RAWの段階である程度のノイズリダクションがかかっている』という説まであるが、今回の結果は、『暗部の彩度とシャープを低く設定することで、ノイズを目立ちにくくしている』という説によく一致する。
 ノイズレスというよりは、ノイズは存在するが、ノイズの粒が弱々しい。

テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真

NikonD3X/D700 ノイズの話(3)
2010/10/06 の記事
「NikonD3X/D700 ノイズの話(1)」
http://takedashin.blog10.fc2.com/blog-date-20101006.html
「NikonD3X/D700 ノイズの話(2)」
http://takedashin.blog10.fc2.com/blog-date-20101013.html
の続編


NikonD3XとD700のノイズを
iso200
で比較する。
レンズはいずれもAF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
カメラの設定はRAW。RAW現像にはSILKYPIXを使用した。
「NikonD3X/D700 ノイズの話(1)」「NikonD3X/D700 ノイズの話(2)」と同様に、RAWデータを現像する際に、わざと+3の露出補正を施しノイズを目立たせた上で、両者のデータを比較した。


D700-200_1.jpg
【画像-1】
NikonD700 AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
SILKYPIXにて +3の露出補正

D3X-200_1.jpg
【画像-2】
NikonD3X AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
SILKYPIXにて +3の露出補正


D700-200_2.jpg
【画像-3】 画像-1(D700)の部分拡大
D3X-200_2.jpg
【画像-4】 画像-2(D3X)の部分拡大

【画像-3】と【画像-4】を比較すると、iso200どうしの比較では、D700の方が若干ではあるが、明らかにノイズが多い。特にカラーノイズが目立つ。
 さらに両者を比較すると、ブログ用にリサイズをして画像のサイズをそろえても、D3Xの方がシャープで像の切れがいい。
 一方で、切れがいい分、硬い印象を与えてしまう場合もあるが、一般的に言えば、低感度中心の画質にこだわった撮影をするのなら、2400万画素も必要としない人でもD3Xの方がいいだろう。
 だた、D3Xはあまりに高価なので、D3Xをよりコンパクトでより安価にしたボディーを、ニコンは是非、早めに発売してほしい。

 さて、先に結論を書けば、D3XとD700との感度をiso200からiso400、iso800、iso1600と上げていくと、やがてD700よりもD3Xの方がノイズが目立つようになる。

 

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NikonD3X/D700 ノイズの話(2)
2010/10/06 の記事
「NikonD3X/D700 ノイズの話(1)」
http://takedashin.blog10.fc2.com/blog-date-20101006.html
の続編


NikonD3XとD700のノイズを、それぞれのカメラのベース感度
D3Xはiso100
D700はiso200

で比較する。
レンズはいずれもAF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
カメラの設定はRAW。RAW現像にはSILKYPIXを使用した。
 
_DSC0434.jpg
【画像-1】
NikonD700 AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF) SILKYPIX
_DSC3465.jpg
【画像-2】
NikonD3X AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF) SILKYPIX

【画像-1】【画像-2】は、比較する画像をごくふつうにRAW現像したもの。
D700の方が緩い感じ、D3Xの方がカリカリした感じがする。
調子が違うので、比較する2枚の画像の明るさが違っているように感じられる方もおられるだろうが、2台のカメラで段階露出をして複数の画像を撮影した上で、最も見た目の明るさが近い画像を選び出し、比較をすることにした。


_DSC0434_1.jpg
【画像-3】
NikonD3X AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF) SILKYPIX
_DSC3465_1.jpg
【画像-4】
NikonD3X AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF) SILKYPIX

【画像-3】【画像-4】は、前回の「NikonD3X/D700 ノイズの話(1)」と同様に、ノイズの出方をわざと目立たせるためにSILKYPIXで+3の露出補正をした上で、ノイズリダクションを0にして現像したもの


_DSC0434_2.jpg
【画像-5】
NikonD700 AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF) SILKYPIX _DSC3465_2.jpg
【画像-6】
NikonD3X AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF) SILKYPIX

【画像-5】【画像-6】は、画像-3と画像-4の一部を切り出したもの
2枚の画像を比較すると、D700の方が明らかにノイズが多い。特に、ノイズはノイズでも、色つきのノイズ・偽色が目立つ。
三脚にカメラを固定し、カメラのベース感度に設定した上で風景などにカメラを向けるのなら、明らかにD3Xの画質がいい。
ノイズが少ないとされているD700だが、ベース感度で使用した場合には、ノイズレスとは言い難い。D700は、やはり高感度に特化したカメラなのだろうか。

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NikonD3X/D700 ノイズの話(1)
ニコンD3XとD700のノイズを比較する。その前に、まずはノイズとはどんなものかを見てみることにした。


今回の画像は、建物の中から窓ガラスを撮影したもの。外の天気は晴れで青空が広がっている。
撮影に使用したカメラはニコンD700・レンズは AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
カメラの設定はISO200・RAW。RAW現像にはSILKYPIXを使用した。

_DSC0436.jpg
【画像-1】 ごく普通にRAW現像したもの

_DSC0436-1.jpg
【画像-2】 画像-1と同一のデータを、+3の露出補正をして現像したもの。

+側に極端な露出補正をするとノイズが目立ちやすくなる。
またノイズは暗部で目立ちやすい。
さらにノイズは無地に近いところで目立ちやすい。
 つまり画像-2の、窓からの明かりに照らされている箇所などは、ノイズが目立ちやすい条件が整っており、ノイズとはどのようなものなのかを見るのに適する。

GW-00006.jpg

 ノイズを盛大に出すために、シルキーピクスのノイズリダクションはすべて効果を0に設定。

 ・ 偽色抑制を0
 ・ ノイズ整列を0
 ・ ノイズ除去を0

 ノイズキャンセラは、説明書によるとシャープをかけた際に画像の輪郭に出るノイズを目立たなくするための機能とのことなので、今回はデフォルトのままにしておいた。


_DSC0436-1n.jpg
【画像-3】 わざとノイズが目立つようにした画像-2の一部の拡大。

 ノイズが出る条件を整えたのだから、当然ノイズが目立つ。
 この拡大画像だけでは分かりにくいのだが、実はこれらのノイズには2種類のものが含まれている。1つは色つきのノイズ、あとの1つはザラザラしたノイズだ。

_DSC0436-2.jpg
【画像-4】 画像-2にシルキーピクスの偽色抑制を100%利かせたもの。

 画像-3と比べると、色つきのノイズが消えてなくなったことが分かる。シルキーピクスの偽色抑制は、色つきのノイズを抑える効果がある。

_DSC0436-3.jpg
【画像-5】 画像-4にシルキーピクスのノイズ除去を100%利かせたもの。

 画像-4と比べると、ザラザラが減少しているのがわかる。シルキーピクスのノイズ除去は、ザラつきを抑える効果がある。
 一方で、このノイズを抑えると、画像のシャープさが損なわれてしまう。画像-5は画像-4に比べると、かなり眠たい。
 
 一説には、ニコンのカメラではザラつきが、キヤノンのカメラでは色つきのノイズが出やすいなどという話もある。僕はデジタルカメラ自体にはほとんど興味がないので言葉の厳密な定義は知らないのだが、たぶん、色つきのノイズは巷で「カラーノイズ」と呼ばれているもの、ザラつきは「すみノイズ」と呼ばれているものだと思う。
 とにかく、2種類のノイズがあり、自分が問題にしているノイズがどちらなのかが分からなければ、処理のしようがない。

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