水辺の写真家・武田晋一のホームページ 『水の贈り物』 と合わせてご覧ください。
著作の紹介 (木が生える沼)
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著作の紹介
水と地球の研究ノート③ 木が生える沼(偕成社)

主な撮影機材は以下の通り
CanonEOS5D 17-40㎜ 70-200mm 300㎜
NikonD3X 25mm 24-70㎜ 70-300㎜ 

 重たい撮影機材とがっちりした三脚を持つと、この本の舞台である山上の湿原まで約1時間30分。しかもジトッと湿度が高い場所なので、登山がきつい。湿原についてからも、倒木だらけで、それをくぐったり、乗り越えたりしながら撮影ポジションを取らなければならない。
  考え方は2つあって、1つは、アクセスが厳しい場所なので、少々画質を犠牲にしてもコンパクトな機材を使う考え方。そしてあとの1つは、きつい場所だからこそ、気軽に何度もは行けないのだから、どうせ行くなら重たくても高画質な道具を使う考え方。
 僕は、後者を選択したので、この本の撮影は非常に体力的に厳しくて、いつも山を降りた頃には足元がフラフラし、まるで遭難者のようであったが、今ならオリンパスのペンなどを選択すれば、山歩きが楽しいだろうなぁ! それはそれで、また正しい選択だと思う。

 撮影は数年に渡り、最初の数年はキヤノンのEOS5D、最後の年はニコンのD3Xを使用。
 出来上がった本を見てみると、5Dの画像は少々ざらざらするが、質感が良くて力強い。D3Xの画像はツルンとした感じがするが、恐ろしいほど細密。
 木や草が画面の中にたくさん入ると、D3Xの細密さが本領を発揮し、広い水面など無地に近い物体が画面に入ると、EOS5Dの質感の良さが本領を発揮する。
 どちらがいいかは好みの問題だけど、個人的な好みをいえば、5Dの傾向が好きだ。
 
 最近のカメラは、ツルンとするけど細密な方向に向かっているのは明らかだけど、僕は、5Dのような質感のカメラがあって欲しい・・・。
 まあ、それを言ってもしょうがないか。
 
 

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ハイライトの話  APO-MACRO-ELMARIT-R 100mm F2.8
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NikonD700 LEICA APO-MACRO-ELMARIT-R 100mm F2.8

 AEになっているつもりがM露出になっていて、極端な露出オーバーの写真が撮れてしまったのだが、パソコンの画面で見てみると、オーバーなりにとてもよく粘っていることに驚かされた。
 ライカのAPO-MACRO-ELMARIT-R 100mm F2.8のボケが秀逸であることは前回の記事にも書いた。そのボケの良さはどこから来るのだろう?と興味を感じていたのだが、ハイライトの粘りからくる、輪郭の美しさではなかろうか?

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NikonD700 LEICA APO-MACRO-ELMARIT-R 100mm F2.8

 それを裏付けるかのように、比較的強い光が射している状況や、ハイキーな写真を撮ると、このレンズの良さが際立つ。

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NikonD700 LEICA APO-MACRO-ELMARIT-R 100mm F2.8

 逆光の光を使って被写体の輪郭を浮かび上がらせた際にも、輪郭の切れが凄い!
 逆に、平坦な光では、案外鈍い描写をするから、特定の状況に特化して使用するべきレンズではなかろうか。つまり、使いこなしがあるということ。
 先日、D3Xとの組み合わせで試してみたら、D700との組み合わせよりもさらに一段凄くて痺れてしまった。
 ともあれ、惚れました。
 こうなると、今度はAPOの180ミリが欲しくなってきた。ライカのレンズには、どうもそんな副作用もあるみたいなので、買ってみようかなと思った人は、ご注意を。

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