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偏光フィルターと水辺の撮影(続編)
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NikonD3X AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED SILKYPIX

 水辺と言えば『偏光フィルター』だけど、僕はそれをほとんど使わないことは、前回書いた。
 理由は、反射にこそ、水辺の撮影の面白さがあるから。その反射を消したり弱めるのではなく、いかに生かすか!
 今回の画像では、画面手前の水のギラツキがそれになる。

 反射は目障りにもなるから、消した方が手堅いのは確かであり、偏光フィルターを使わないと撮影が難しくなる。
 だが、別に写真で失敗をしたところで命を取られるわけでもないし、手堅く行くよりも、それを超える何かを狙ってみてはどうだろうか?
 ただし、同じ場所で偏光フィルターを使った写真と使わない写真とを両方撮るようなやり方をしていると、まず上手くならない。なぜなら、偏光フィルターを使う場合と使わない場合とではカメラを構える位置からして違うのであり、偏光フィルターを持つとそれまでの習慣からどうしても偏光フィルター向きのポジションに構えてしまうからだ。
 いっそうのこと偏光フィルターを持たずに、撮影に行くことをお勧めする。
 反射とスローシャッターとの組み合わせで、NDフィルターも面白い。
 
 

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偏光フィルターと水辺の撮影
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NikonD3X AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED SILKYPIX

 レンズの評価って難しいな、と思うのは、逆光に優れていると言われているレンズにも、弱い角度が存在し、その角度に関しては、他のレンズの方が優秀だったりすること。
 レンズの評価は、そんなものだと思っておくことが肝心だ。
 ただ全体として見れば、ニコンのAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDの逆光性能は、圧倒的、驚異的であり、物凄い性能のレンズだと言える。

 カメラを逆光に構えると、被写体の表面にキラキラギラギラ反射が生じる。特に水辺では、その反射が顕著になる。
 それらの反射は、偏光フィルターを使用して抑えるのがセオリーだとされている。先日も、とある水辺で、写真教室の先生が受講生の方々に、そんな指導をしておられた。

 だが僕は、滅多に偏光フィルターを使用しない。
 レンズに取り付けるのは、せいぜい年に数回程度。理由は、その反射(つまりハイライト)の表現こそが撮影の腕の見せどころであり、面白さであり、そこに個性が出るものだから。
 また、ハイライトの描写は高価なレンズと安価なレンズの違いの1つであり、僕の場合、そのハイライトの表現を楽しむために、高価なレンズを使っているのだとも言える。

 さて、ニコンのAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDを使用するようになって以来、ますます偏光フィルターを使わなくなった。
 使おうかな、と思っても、せっかくの高性能なレンズなのだから、なるべく他のガラスを通したくないと思う。
 そこで、高性能なレンズの性能をなるべく損なわないように、なるべく高品位なフィルターを、とケンコーのZetaシリーズを買ってみた。
 
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〈 kenko 77S Zeta C-PL 〉

 偏光フィルターは、高価な上に傷が付きやすいので、ソフトケースには入れたくない。
 その点、作りのいいハードケースが付属していることは、ありがたい。
 
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 ただ残念なのは、そのケースが大き過ぎること。専用ケースなのだから、もっとギリギリのサイズにして欲しかった。77ミリ径のフィルター用のケースなどは、大き過ぎて収納の場所を選ぶ。
 そして、ケースが案外重い。もっと軽量化ができなかったのだろうか。


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