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水辺の写真家・武田晋一のホームページ 『水の贈り物』 と合わせてご覧ください。
NikonD800 - 2012/03/28編
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NikonD800 TAMRON SP AF28-75mmF/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO

 魚が住まないような浅い水辺に産卵するニホンアカガエル。それによって、孵化をしたオタマジャクシが魚に食べられるリスクを避けることができる。
「自然って良くできてるね。」
 などという声が聞こえてくる。
 しかし、下手をすると干上がってしまうが、それはあまり言われない。
 自然の厳しい部分からは、目を背けたいのかな。 

 それにしても、D800のダイナミックレンジの広さには驚いた。
 昔、フジのデジタル一眼レフのダイナミックレンジが広いと聞いて期待をしたことがあるのだが、
「なんだ、緩いだけやん。」
 と正直感じた。
 しかしD800の場合は、ビシッとコントラストがあって、しかも明から暗までしっかり写る。
 デジタルカメラでこの点に関して唸らされたのは、僕は、D800がはじめて。
 コントラストが低いシーンで撮影された画像のコントラストを、レタッチによって上げる場合のレタッチ耐性も凄い。
 凄いカメラです!
 画像処理は確かに時間がかかるが、元々の絵作りもできがよく、JPGでも十分いけると思う。
 レンズは、タムロンやシグマでも試してみたが、特に選ぶという印象はない。
 自己責任ではあるが、このカメラは、迷うくらいならとにかく買ってみるべきカメラだと思う。
 
 
カメラマンは目が命
 撮影中にコンタクトレンズを紛失してしまった。
 失くしたものと同じものを買えば、手っ取り早い。が、失くしたのは随分前に作ったものなので、その間に度が眼球のカーブが変わっている可能性があるし、この機会に眼科で診察を受け、新しいものを作ることにした。

 ただ、コンタクトレンズを作る時は、毎回、すんなりいかない。
 カメラマンは目が命でありそんな僕が求めるレベルは、眼科で検眼を担当している人が普段接している一般の人が求めるレベルとは違う。
 一言で言えば、眼科での検眼は型にはまった大雑把なものだ。
 前回コンタクトレンズを作った際には、3度も交換してもらった。受け取ったコンタクトレンズを目に入れ、
「見えない。」
 と言っているのに、
「新品のレンズは最初そんなことがあるのでしばらく使ってみてください。」
 などと求められ、結局何度も通院しなければならなかった。
 しかし、今回検眼をした人は上手かった!こちらの求めを瞬時に理解してくださった。
 男性だったのが良かったのかもしれない。
 女性の能力を否定するつもりはないが、家族を養わなければならず、組織の中で出世をしていく必要がある一家の大黒柱であるお父さんとそうでない人との間に、意識の差があるのは当たり前のことだと思う。
 女性の問題というよりは、男性中心の日本の社会の問題なのかもしれない。
 
 さて、マニュアルフォーカスでのピント合わせは、実は大変に難しい。たとえ被写体が静物であっても、訓練なしで正確なピントが得られるものではない。
 ところが、ピントは合わせればちゃんと合うものだ、と思い込んでおられる方が結構多い。
 レンズがシャープではない、と誰かが主張する場合に、実はピントが悪いというケースは大変に多い。
 それから、カメラのファインダーが見難いからピントが合わない、というのも同様で、実はその人の技術が悪い場合が多い。
 ニコンのカメラなら、D300やD200でピントが合わないのなら腕の問題だろう。僕がたくさん使用したカメラで言うと、D70でも、ちゃんと訓練を積んでおけば、見易くはないものの十分使える。
 EOSの下の方の機種は、たしかに厳しいかなと思う。

 目を訓練すると、大半の人が気にならないものが見えるようになる。
 例えば眼科の検眼の際には、眼鏡をかけられ、そこにさまざまな度のレンズを入れられるが、度が強いレンズを入れると像が小さくなり、僕にはその像のサイズの変化が気になって仕方がない。
 また、2枚のレンズを重ねて入れられ、
「どうですか?」
 と聞かれる場合もあるが、重なったガラスの影響が見えてしまい、見えが良くなったのか、悪くなったのか、答えることができなくなる。
 像が小さなデジタルカメラ用にファインダー像を拡大するようなアイピースが発売されているが、その手のものも同様で、むしろ余計なレンズが入ることで見難く感じられてしまう。
 唯一の例外はキヤノンのアングルファインダーの1.2倍の像で、これは非常に見易すく、僕はニコンやオリンパスのEシステムのカメラにキヤノンのアングルファインダーを取り付けられるようにしている。

 ともあれ、目の訓練と言っても、ジムで鍛えるわけではなく特別なことをする必要はない。
 マニュアルフォーカスでたくさんピントを合わせ、写真を撮るのみ。

テーマ:写真家の仕事 - ジャンル:写真