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NikonD3X は今買いか?
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NikonD3X AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF) SILKYPIX

 3600万画素のD800が発売され、D3Xは一昔前のカメラになった。
 中古の価格も随分下がってきた。が、それでも新品のD800よりも高価な中古のD3Xは、果たして、今買ってもいいカメラなのだろうか?
 D3XとD800の比較を多少書いておこうと思う。

 まずは画質。
 D3Xの画質は、人によっては細密なだけで絵は汚いという。
 確かに、暗部が非常に硬かったり、暗部の彩度がぐっと抑えられていて、扱いにくい面がある。
 ただしそれはJPGで撮影したり、RAW現像にキャプチャーNX2を使用した場合の話。僕はカメラのJPGは使わないし、RAW現像にはシルキーピクスを使うが、そうすると非常に画質は良く、センサーの素性がいいことがわかる。
 センサーは、ニコンの技術者の方に聞いてみたら、噂通り、ソニーのα900と同じ。ただし、製造された物の中の、出来がいい物の上から何パーセントかだったかをニコンが使用しているのだという。
 D800の方は、僕は主にシルキーピクスを使用するが、ニコンのソフトでRAW現像しても扱いやすい。
 したがって、キャプチャーNX2にこだわる人には、D3Xはあまりお勧めではないし、こだわらない人は、検討しても悪くないように思う。

 一方でメカの部分だが、D3Xの方がファインダーは見やすい。
 D800は、D700と同様に、妙な内面反射のような像が見えることがある。
 言うまでもないが、小型で軽いカメラを求めるのならD800。
 しかし、縦位置グリップを常用するのなら、ファインダーの見やすさの面でD3Xもあり。

 画素数の違いだが、D800の3600万画素は、FXではさすがに持て余しがち。恐ろしい勢いでハードディスクが次々と満タンになる。
 しかし、DXのカメラも兼ねていると考えれば、3600万画素はとても便利。
 ただ、DXに切り替えても、連写速度が物足りないのが非常に残念。
 その点、D3Xの2400万画素は、細密に描写したい時はFXで、連写速度が欲しい時はDXでとバランスがいい。

 ストロボをよく使用する人は、D800がいい。
 トランスミッターとして使用できる内蔵ストロボは、とにかくきわめて便利がいい。
 水準器をよく使う人も、カメラ内の目立たない箇所に常に表示させることができるD800が便利。ただし、ファインダー内に表示させることができる格子線が、水準器と同時に表示できないのが残念。

 ざっとそんなところが、僕が考える選択のポイントだ。
 僕の場合は、ストロボを使用せずに、望遠レンズで動体を撮影する時にD3Xを使用する。
 高感度に関しては、僕はせいぜいiso800までしか使用しないので、違いを気にしたことはない。

 トラブルに関していうと、D3Xの液晶が、内側から曇ってしまったことがあった。D700でも、同様のトラブルが起きたことがある。
 おそらくD800では、その点は改良されているだろうと思う。
 
 
 

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シルキーピクスのホワイトバランス・AUTO (自然)
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NikonD800
TAMRON SP AF28-75mmF/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO

 木々が上空を覆っている箇所は、葉っぱがグリーンのフィルターの役割をしてひどいグリーン被りに。木と木との間から直接光が射している箇所は、晴天の日の色温度。日蔭はさらに日蔭の色温度に。
 パッと画像を開いた瞬間に、色が一筋縄では補正できないようなモザイクになっていて、一瞬、
「なんじゃこりゃ!」
 と叫びたくなるようなケースがたまにある。
 そんな場合にお勧めなのが、シルキーピクスのホワイトバランスのAUTO(自然)だ。
 僕はオートホワイトバランスが基本的には好きではないのだけど、色かぶりが複雑な場合は、まずはこれを試してみることにしている。
 すると、オヨヨと思わず目を見張るくらいに性能がいい。
 またそれだけでは補正しきれない場合でも、たいていの場合ゴールにぐっと近づくから、そこから、色温度、色偏差を少し操作すれば、非常に高い確率で色温度が定まる。
 オートホワイトバランスを好きになれない理由は、ニコンにせよ、キヤノンにせよ、とんでもない方法へ導いてしまう場合が少なくないからだが、こいつは賢いですよ!

 そしてあと1つ。
 森の中で光がゴチャゴチャしている時は、どうしても描写が雑然とするものだし、この日は、正直に言えば一応撮るだけ撮っておこうと撮影したのだが、TAMRON SP AF28-75mmF/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO のボケは抜群。 
 あの状況で、画面をまとめてしまうのか!と益々タムロンのファンになりました。
 主要な被写体を浮かび上がらせるためのぼけの大切さは十分わかっているつもりだったが、改めてそれをタムロンに叩き込まれた感じがする。
 僕は、風景写真で絞るのなら、AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED。そうではないのならタムロンという使い分け。タムロンは、絞っても決して悪くはない。
 レンズの銘柄による描写の違いは、いつでも出るわけではないし、はっきりとした違いが分かるのは、ある特定の条件下であり、大抵の場合そんなに違わないと理解しておけばいいのだけど、この2本は、ちょうど真逆の図抜けて優れた特性を持っていて、使い分けが非常に面白い。
 
 

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