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センサークリーニング
 野外での撮影の場合、僕はこれまで、デジタルカメラのセンサーに付着するゴミがひどく気になったことはなかった(スタジオの場合は、無地のバックを背景に、絞り込んで撮影することがあるのでゴミは気になる)。
 もちろん、それなりに対策をしていたことは言うまでもない。レンズ交換をする際には、カメラのマウントやミラーボックス周辺とレンズの後玉の付近を良く見て、目に見えるゴミは必ずブロワーで吹き飛ばすことにしている。そして、それで大体問題はなかった。
 ところがNikonD3Xに関しては、そうして気を配っていてもやっぱりゴミが目立つ。そこで今回改めて、いろいろなセンサークリーニングを試してみることにした。
なお、D3Xは1台しか持たないし身近に持っている人もいないので、僕のD3Xだけがそうなのか、或いはどの個体でも同じなのかは不明だ。


 まずは、今のところベストだと感じている方法と組み合わせを紹介しよう。
 内容は左から ①センサーを見るための照明付きのルーペ ②静電気でゴミを吸着するブラシ ③ブラシでは取り除けないゴミを拭きとるための液 ④センサーを拭くための専用のステック類

R0014484.jpg

①のセンサーを見るためのルーペは、ゴミが気になる人には大変にお勧めできる。
僕が購入したのはハクバのセンサークリアルーペで、ルーペの片側が開いており、そこからステック類を差し込み、ゴミをルーペで見ながらピンポイントで狙い撃ちできる。
気になる点は、照明用の電池があまり長持ちしないこと。長時間使用するとどんどんライトが暗くなっていくので、なるべくまめにライトはOFFにするように心掛け、また予備の電池をたくさん持っていた方がいいだろう。

②の静電気でゴミを吸着するブラシは、ビジブルダストのアークティックバタフライ724ブライト。確かに乾いたゴミはよく取れる。少々高価ではあるが、やはりお勧めできる。ブラシがとても柔らかく、他の製品にはない安心感がある。
使い方は、下記を見たらよく分かる。
http://bogenimaging.sakura.ne.jp/VisibleDust/pro_voice1-1.html

③の液は、ビジブルダストの製品
 水性の汚れの汚れに対応
 油性の汚れの汚れに対応
 水性と油性の汚れに対応
 の3種類が発売さてているようだ。

④のステック類だが、僕が購入したのは左から、
 ビジブルダストのグリーンセンサーコーナースワブ
 ビジブルダストのグリーンスワブ1.6x
 ビジブルダストのグリーンスワブ1.0x
 ハクバのセンサークリアー2

 の4種類。
 そして、ステック類に関しては、使えるな!と感じたものと、そうではないものとがあった。
 結論から言えば、センサーの広い範囲を液体を使用して拭くのは、素人にはそれなりに難しい。だからなるべく液体を使わずに②のブラシなどでゴミは取り除き、液体を使用する場合は、先の細いステックを使い、ルーペでどうしても取れないゴミを目視しながら、そこだけを拭く方法がお勧めだ。
 つまり、画像の右から4番目のビジブルダストのグリーンセンサーコーナースワブを、僕はお勧めする。
 広い範囲を拭くのが難しいとは、拭きむらができやすかったり、ゴミがセンサー上で移動するだけの結果に終わりやすく、どこかが改善されれば、別の場所が悪くなる傾向にある。
 ちなみに、センサー用のルーペを使用していろいろな角度からセンサーを眺めていると、目視では分からないセンサーの吹きむらなども多少見える。
 また、グリーンスワブ1.0xは35ミリ判フルサイズセンサー用だと思っていたのだが、D3Xにはやや幅が太すぎて使いにくい。仮にどうしても広い範囲を拭きたいのなら、35ミリ判フルサイズセンサーのカメラでも、より幅が狭いステックを使った方がいいだろう。D3Xにはグリーンスワブ1.6xの方が使いやすかったし、僕は購入しなかったのだがグリーンスワブ1.3xという商品もあるようだ。
 ハクバのセンサークリアー2に関しては、微小なゴミを狙い撃ちするにはやや先が太すぎ、ゴミの位置を捉えにくかった。


 その他、使用したことがあるのは下記の3つ。
 それぞれの使用感を簡単に書いておく。

R0014485.jpg

●DDPro
 一言で言えば掃除機だ。だが吸引力は弱いので、結局ブラシで掃く感じになる。そして掃く道具としては、先が硬くて不器用な感じがする。

R0014486.jpg

●Canonの製品
 粘着力のあるスタンプにゴミをくっつけて取り除く。
 スタンプなので、下に押しつけて上に引っ張る上下の運動になるが、頑固なゴミは左右の運動でなければ取れにくく、発想は良さそうなのだが意外にゴミは取れない印象。

R0014487.jpg

●Nikonの製品
 ステックにペーパーを巻き付け、アルコールを染み込ませて拭く。
 メインテナンスのプロが使用する道具、という印象を受ける。一言で言えば技術を要するが、それを習得すれば、どうしても広い範囲を拭きたい時の道具としては大変にいい。
 まずは、グリーンスワブなどの洒落た道具と比較すると、とても安くあがる。グリーンスワブは高価なので、一拭きするたびに、チャリン、チャリンと課金されていく感じ。
 一方で、拭きむらができやすい。特に、センサーを拭いたステックを宙に持ち上げる場所に液が残りやすく、そこがむらになりやすい。恐らく、相当数練習しなければ、これはマスター出来ない感じがする。僕はギブアップした。


●センサークリーニング全般に言えること

 Nikonのクリーニングキットに付属している説明書には、取り除くべき目立つゴミとほとんど目立たないので放置すべきゴミとの区別が説明してあるが、これがとても重要。
 ルーペなどを持ってしまうと完璧主義になり過ぎて、ついとことんまでセンサーをきれいにしたくなる。 
 だが神経質になり過ぎないことが大切だと思う。自戒の意味も込めて、普通に青空などにカメラを向けてみて、特にゴミが気にならなければそれで良し、くらいの感覚でいいのではなかろうか。
 

テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真

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